ぬいぐるみの型紙の教科書

けっこう分厚い本になりました。
けっこう分厚い本になりました。

拙著「ぬいぐるみの型紙の教科書」が88日に発売されます。

この本は、いつか出したいと思っていた型紙の作り方をテーマにした本です。

おそらく私の知る限り、国内では前例のない本ではないでしょうか

教室を開催したころ、ブログやYouTubeで型紙の作り方について情報収集したのですが、あまり有益な情報(私の個人的感想です。)がなく、今後自分自身がレッスンを通して、ノウハウを蓄積していこうと考えたのです。

 

昨年初頭、誠文堂新光社様から、企画を頂き、7月からスタートし、ちょうど1年の歳月を経て完成しました。

 

この時、再度ネットから情報収集しましたが型紙に関する有益な情報は得られず、今まで貯めたノウハウだけで、書籍化することにしましたが、7~9月頃が一番苦しく、果たして読者が望む本を世に送り出せるのか、難しすぎで敬遠されるのでは、との思いがよぎりました。

 

9月頃思いついたのが、まず著作権フリーの型紙パーツ(頭、胴体、手足、しっぽ、耳等々)を多数用意し、アバターのように、これらを組み合わることで、ひとまずオリジナル作品を作ってもらい、それを理解していただいたうえで、型紙の制作に取り組んでもらおう、と考え、敢えてハードルの低い章を設けましたが、その後、一挙に気が軽くなりました。

 

それでも、実際の対面でなければ説明しにくい個所も多々あり、何度も難所に出くわし、編集者と打ち合わせを重ねて、書き進めました。

 

型紙を作ったことがない方が難しいと感じる部分があるかもしれませんが、本の冒頭にフローチャートを設け、ぬいぐるみ制作の経験の差ごとの進め方も示しました。

 

ページ数は170Pを超え、1作目「へんてこ動物ぬいぐるみ」と比べ、倍近くになりましたが、それでも書き足りない箇所があったくらいです。

この本により、一人でも多くの方にオリジナルのぬいぐるみ制作を作る楽しみを味わって頂ければな、と思っています。