デザインフェスタ雑感1

デザインフェスタ準備風景
デザインフェスタ準備風景

 デザインフェスタvol.44の出展が無事終わりました。

この巨大なイベントについて、2回に渡り、若干の感想と、他のイベントと異なるところを書いてみたいと思います。

 まず、各ブースの装備の自由度が高く、とても大掛かりな仕掛けをするところが多いので、開場前、朝早くから、トントンカンカンと、カナヅチの音が鳴り響いています。会場の時間になっても、2~3割くらいのところが、まだ準備中といった有様。それだけ出展者の本気度が高いのでしょう。

この風景に、出展者の情熱を感じて感動しました。

 僕のBブースは、殆ど一番奥でした(入口に近い程が有利ですが、これは運だから、しょうがないですね。もう、観るのに疲れたのか、とりあえず見て回ろう、と足早になっている人が多かったです。まあ、自分も客の時は、そうでしたが。あと角地も有利です。入口から入ってすぐの、パフォーマンス会場の隣が、圧倒的に有利ですが、出展料が高いです。)。

 もう何度も、観る側として訪れたデザフェスですが、やはり出展してみると、風景が全く異なり、気づかされたことが、沢山ありました。

 自分の周囲と、近くのブースを、定期的に歩き回って感じたことを書いておきます。

今後出展を希望される方の参考になれば、と思います。

他のイベントと異なるのは、圧倒的な出展者数(公表3,500ブース)。

ここが肝で、お客さんは、物凄い数を観ることになるので、直ぐに疲れてきます。

朝から晩まで、休憩を挟んで、2日間じっくりと廻ると、やっと全部のブースを観ることができると思いますが、そんな人は殆どいないのでは?

お客さんを引き付けるには、1点集中が必要で、「ここは、他の出展者とは、違うものを出していますよ。」ということが、一目見てわかるディスプレイでないと、チラ見で終わってしまいます。

作品の魅力度が高いのは当然として、それだけではダメで、しっかりとしたアピールが必要。

 出展者としては、自分のすべてを知ってもらいたいと思うので、けっこうギュウギュウ詰めに、あれもこれも、持てるものすべてを出展すると、最悪のパターンになります。

小規模なイベントだと、各ブースじっくり見てもらえるので、この方がいいのですが。

(あまりに沢山のブースを見ると、パッと見た際、イメージが定まらないからでしょうか。)

残念ながら、僕も、このパターンでした。

 出展前に周囲の出展者と立ち話をしたところ、初回の人に、この過ち(過ちと気づいたのは、ずっと後でしたが。)をしている人が多かったようですが、初回から、しっかり絞っている人もいて、ああ自分は、研究不足だった、と反省した次第です。

 周囲の中で、唯一、おもちゃ箱をひっくりかえしたように、作品を折り重ねて出展し、人目を引いて成功している方がいましたが、高級感がなくなり、あまり高い値段では売れていないようです。

 

この話は、次回に続きます。

 

 

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デザインフェスタの準備

昨日、112627日に出展する、デザインフェスタVol.44用の作品を詰めた段ボールを宅配便で送り、まずは一安心しています。

今回初めての出展ですが、準備段階で、他のイベントと比べて、気づいたことを書いておきます。次回以降、参加を検討されている方は、参考にしてください。

まず、宅配便の受付締め切りが早い。

24日の木曜日必着です。今年は、他にも、3箇所の大規模なイベントに参加しましたが、みな前日までの受付だったので、危うく、木曜日に発送するところでした。

しかも、業者が、保管料と称して、荷物1個につき、1,000円徴収します。まあ、あれだけ広い会場で、大勢の出店者がいるので、早めに荷物を集めて、業者がしっかりと管理しておく必要があるので、やむを得ない、とは思いますが。

有難いのは、搬入開始時間が早いこと。7:00から開始で、会場の11:00まで4時間もあるので、余裕で準備ができます。他のイベントでは、会場まで2時間しかない、というところもあり、焦りまくったことがありました。大掛かりなディスプレイをするところがあるので、これだけ幅を持たせているのでしょう。

 しかし、他のイベントでは、皆展示用の机を用意しれくれましたが、デザフェスでは、出入りの業者からレンタルする必要があります。この出費が予想外で痛かった。机2つと椅子を借りました。

但し、他のイベントは違って、レンタル品の選択肢が多いため、メッシュパネル、ハンガー、L字型パネルなど、多岐にわたるディスプレイが可能です。

出展者パスは、他のイベントは当日配布でしたが、デザフェスでは、案内の封筒の中に入っていました。名刺大の大きさの紙、かつ紐なしなので、なくさないよう、注意しないといけません。

案内の封筒に、フライヤー・宣伝用パンフがたった5部しか入っていなかったので、メールで追加注文したら、直ぐに送ってくれました。

僕は参加しませんが、出展者間の交流会が、26日の夜に開かれますので、出展者同士の情報交換を求めている方には、有り難いことでしょう(これは他のイベントではなかったと記憶しています。)

いずれにせよ、他のイベントとは、比較にならない、巨大な規模のイベントであることは間違いのないこと(フライヤーには、出展者12,000人と書いてありますが、ちょっと信じられない数です。この数字は、世界でも有数では?僕が参加した、他のイベントは、せいぜい200300人規模ですから。)。

当日どのようなことが起こるのか、不安と期待で、今からドキドキです。

参加の後日譚は、次回のブログで。

 

 

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欅(けやき)会のこと

欅会の面々
欅会の面々

 以前にも少し書きましたが、勤めていた頃、職場のサークル活動の一環として、同僚に水彩画を教えていました。

今ふりかえると、なんと、総勢50人以上に、水彩画を教えたことになります。

現在、当時のメンバーの有志で新たにサークルを結成し、3カ月に一度、新宿のとある居酒屋に個室を借りて集合します。この会がスタートして、4年と数カ月。

サークルの名は、欅(けやき)会といいます。現在メンバーは11名で、今年初めて、下北沢で、作品展も開催しました。

 毎回、例会では、写真のように、それぞれ作品を持ち寄って、壁に貼り付け、皆で互いに批評します。

まー、お酒が入って過激な発言も飛び出しますが、これがなんとも楽しい。

最初のころ、珍しかったのか、居酒屋の店員が、入れ替わり立ち替わり、料理を運ぶふりをして、様子を見に来ていました。

さすがに、他に、居酒屋で絵を展示する人はいないでしょうね。

 実は、この会がスタートしたころは、真面目?に、喫茶店の個室を借りて、絵を持ち寄って批評しあうのは当然として、お互いをモデルにクロッキーや、デッサンをして、レッスンも、していました。

ある時、新メンバーに酒好きがいて、どうせ終わった後、飲みに行くのだから、最初から居酒屋でやろう、と言い出したのです。

 僕は、本来の趣旨に反する、とんでもない意見だと思ったのですが、多数決をとると圧倒的大差により、それ以降は居酒屋で開催することになったのです。

(今月の例会では、かつての職場の上司に審査員をお願いし、皆の絵から、一等賞を選んでもらい、いつもより、さらに盛り上がりました。)

 今では、このようなスタイル(居酒屋で展示!)にして、本当に良かったと思っています。

 僕がこの会に持っていくような、普通の風景画や人物画を、自分の展示会やコンベンションに出展することはありませんが、これも、自分の重要な創作活動の一環として、楽しんでいます。

 

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夢を追う人

Tケイ氏の器
Tケイ氏の器

僕が大変お世話になっている陶芸の工房「まだん陶房」で、かつてあった切ない話をします。

僕はここの自由会員になって、好きな時に作品つくりをさせてもらっていますが、数年前、棚の奥の方に素晴らしい器があり、一体誰の作品だろう、とスタッフに尋ねると、いつも明るいスタッフが涙ぐんだのです。

訊くと、「この作品の作者は、ここの会員だったが、200612月の、陶房の忘年会で体調の不良を訴えっていたが、検査の結果、、進行性の癌であることがわかった。それでも彼はかねてから、自分の夢であった個展を開催するため、物凄く頑張って作陶に励み、翌年の6月に個展を開催した。そして、その数カ月後、60歳で亡くなった。」

この方は、特殊な製法で、器を作っていました。

いったん釉薬をかけ、焼成した器をバランスよく解体し、それを美しく金で継ぎ合わせるのです。

今、ぼくの手元に、「かぶいて、へうげて、夢のなか」と題された、美麗な個展パンフレットがあり、個展に出品された作品が図録になっています。「まだん陶房」に、お願いして頂いたものです。

こにには、本名は記されておらず、作者名はTケイとなっています。

パンフレットには、この工法で、1年に制作できるのは、5~6点とあります。

図録を観ていると、制作にかけた情熱が蘇るようです。

僕は、この話を聞いた時、まだ、人生の夢も目標も、何一つ達成してなかったので、果たして自分にも個展が開催できるのだろうか、と不安に思うと共に、この方の、病と向き合いながらも夢をやり遂げた、人生の幕引きを素晴らしいと感じました。

今年1月、奇しくも、この方と同じ60歳で人生初の個展を開催したとき、この方のことが、ずっと頭の中にありました。

個展が終わって、会場の後片づけをしている時、ふとこの方のことを思い起こし、自分にも無事に個展が開催できた安堵感と、この方も、きっと、もっと生きて、もっと沢山作品を作りたかっただろうな、という切ない思いが頭をよぎりました。

有り難いことに、今も自分は作品を作り続けている。

まだまだ夢や目標は沢山ありますが、それを実現することよりも、今日1日生きて大好きな創作が出来たことに感謝しよう、と思っています。

 

 

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面倒くさいこと

i-ppoたおか 田岡正臣 経堂 東京 テディベア
バンビの背中

やりたくないことを避け、やりたいことだけをやる人生、というと、実に聞こえが良く、羨ましい限りですが、現実はそんなに都合よくはいきません。

ある人が言っていた言葉で、目から鱗が落ちるようなセリフがありました。

「やりたいことのために必要な、やりたくないことは、すでにやりたいことの一部だ。」

まさにその通りで、どうしてもやりたいことがあって、それをやるために避けられない面倒くさいこと、嫌なことがあっても、それは、やりたいことそのもの、という考え方です。

それを拒否していると、なにも達成できない、ということ。

こう考えれば、面倒なことも、そんなに辛くなくなり、やりたいことのハードルも越えやすくなるのでは、という考え方です。

展示会やコンベンションの出展も、回を重ねるごとに、値札つけや、作品の段ボール詰めなど、面倒くさくて、誰かにお願いしたいくらいですが、これも、やりたいことの一部と考えるようにしています。

この面倒くさいという気持ちが、どれだけ自分の行動を阻んでいることか。

でも、作品の値付けや、箱詰めなどの面倒なことも、大抵の場合、着手すると、意外とスムースに進むことになります。

このブログや、ホームページも、制作に着手するまでに、あれやこれや、面倒なこと、いやなことばかり思い浮かび、ホームページは思い立ってから着手まで半年、ブログは3カ月が経過してしまいました。一旦着手したら、確かに面倒なこともありましたが、作るのが面白くて、熱中してしまいました。

(やろうやろうと思っていたら、はっと気が付くと、数年経っていた、ということも多々あります。)

 Facebookページも作ろうと思って、数カ月が経過しています。

結局、面倒くさいこと、やりたくないことを乗り越えていかないと、人生で一番おいしい果実を味わえないで終わってしまいます。

例えれば、手に届くところの果実は凡庸な味で、美味しい実は、殆ど木の上の方にあり、工夫しないと、食べられない、ということです。

そう考えると、面倒な作業、いやな作業も、乗り越える勇気が湧いてくるのではないでしょうか?

偉そうなことを書きましたが、毎年、年賀状を書くのが面倒くさくて、億劫で、いつも期限ギリギリになってしまいます。

 

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Instagramと作品投稿2

前回に引き続き、インスタの話です。

僕は、絵を描く人、作品を作る人には、絶対インスタをお勧めします。

たぶん、ここで薦めても、僕がなかなか始められなかったように、面倒臭いのと、半信半疑なのとで、実際に始める人は少数派だと思いますが。

作品を投稿すると、当然多く「いいね」がもらえる作品と、殆どもらえない作品があります。

今の自分だと、最大で10倍くらいの差がつきます。

「いいね」が多くもらえると、次の作品に取りかかる大きなモチベーションになります。「いいね」が殆どもらえないと、多少落ち込みもしますが、今後の作品つくりの参考にできます。

「いいね」してくれた人のプロフィールをみて、どのような人が、どの作品を気に入ってくれたかの分析ができます。プロフィールに年齢は記載されていませんが、大体想像はつきます。

ただで、自分の作品のマーケットリサーチが出来るのです。

なにしろ、世界中の人が観てくれますので、どこの国の人が気に入ってくれたかチェックする楽しみもあります。

自分のインスタのページにホームページのアドレスも搭載していますので、ごく僅かですが、海外の方もホームページに来てくれるようになりました(ああ、自分のサイトの英語版があればなあ)。

写真を投稿するときに気を付けているのが、光や、構図を意識した、芸術的な写真を撮らないこと。

出来る限り、商品カタログのような、シンプルな写真に徹しています。

構図に気を配ると、「いいね」は増えるでしょうが、作品ごとの比較が出来なくなります。

さらに悪いことに、写真に写っている作品そのものが評価されたのか、写真としての作品が評価されたのが、判別がつかなくなります。

他のハンドメイド作家さんの写真は、構図をばっちり決めて、凝りに凝ったアングルで撮ったりしている方が多数派です。

写真を見せて、自分のサイトに引き込み、その作品をネットで売ろう、というなら、それも必要でしょうが、今のところは、そこまで考えていません。

当面は、自分の作品の、人気のバロメータとして、インスタを使わせてもらおう、と思っています。

 

 

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instagramと作品投稿1

以前から、周囲に薦められていたInstagram2週間前から始めました。

いわゆる写真投稿サイトですが、始めてみてわかったのですが、人によって様々なアプローチをしているようです。

僕は、思い違いをしていて、facebookの写真限定版、だと思っていました。

この思い違いにより、なかなか始められないでいたのです。

むしろ、Twitterに近く、友達申請などの必要がなくて、投稿したら、全世界に自分の写真を観てもらうことができて、そこで5億の人に評価してもらえるのです。

 それでも、facebookのように友人間で、写真による近況報告に使っている人が、けっこう見受けられます。

一番多いのは、写真を自分の作品=アートとして、投稿する人。

そして、少数派ですが、物を作っているや、絵を描く人が、自分の作品を写真に撮り、その作品を観てもらうために、投稿する。

また、これも少数派ですが、自分自身をアピールするために、自分の姿をメインに写真に撮って投稿する人。明らかに写真ではなく、写真に写っている自分自身を観てもらうためにアップしています(女性に多い。)。

 僕は、自分の作品を大勢の方に観てもらうために投稿することにしました。

写真に、ハッシュタグ(#を先頭につけて、キーワードを入れる。自分なら、#doll#Teddybear、などのタグをつけています。)をつけます。

観る人は、このハッシュタグで、自分の興味のあるジャンルを検索します。

 後は、他のSNSと同じで、興味がわけば、「いいね」ボタンをクリックし、その作者の一連の写真に賛同するなら、「フォロワー」ボタンをクリックする、という仕組みです。

まあ、半信半疑で始めたのですが、最初の一枚を投稿した数秒後に、アメリカとスイスの方から、「いいね」を頂きました。このときは、本当に感動しましたね。

 なにしろ、今投稿したばかりなのに、瞬時に反応があり、遠く離れた国の人が見てくれているのだ、ということが、実感として感じられたのですから。

でも、この時は、その後しばらく、「いいね」が頂けませんでしたが。

 

(次回に続く)

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昔の作品

i-ppoたおか 田岡正臣 経堂 東京 テディベア
昔作った革の鞄

 写真の赤い鞄は45年ほど前、僕が革のハンドメイド作品を一生懸命作っていたころの作品です。

妻のオーダーで、要望を聞き取りしながら図面を起こし、型紙を書いて、手縫いで制作したものですが、作ったことも忘れかけていました。たまたま彼女が、数年ぶりに、クローゼットの中から引っ張り出して、持ち歩き始めたので、忘れないよう、感じたことを書いておきます。

まず思ったのは、自分で言うのもなんですが、意外とまともに作ってあるな、ということ。

「おお、けっこういけているじゃない。」、なんて思いました。

というのも、当時、鞄や財布が思ったように作れなくて、制作を断念した経緯があるからです。

記憶をたどれば、この作品をつくって、1年後にレザークラフトを止めています。縫い目を均等に揃えたり、左右のバランスを整えたりするのが苦手で、つまずくことが多かったことを覚えています。

 これとは逆に、昔の作品でも、うんざりするものがあります。

今、来月のサークルの例会に向けて、水彩画を描いていますが、今回のテーマの参考にと、数年前の作品をチェックしたら、どれもこれもひどい出来で、がっかりしました。

 以前、水彩画は、気に入ってくれた人にプレゼントしていたのですが、この程度のものをあげていたのか、と思うと、冷や汗が出ます。

 思うに、レザークラフトは、数年前から進歩がストップしているため、当時のこともすっかり忘れ、昔の作品を、良いと感じるのでしょう。水彩画は今も描き続けているので、わずかながら進歩があるから、過去の作品のアラが見えるのかな、と気づきました。

 人形やぬいぐるみは、常に作り続けているので、過去の作品であろうが、今の作品であろうが、常にどこかに不満点があり、この点は、水彩画とは比較できません(水彩画は、サークルの例会にあわせて、3カ月に1枚程度制作するのみ。)。

 当時すごく気に入っていた作品で、手放したものの大半は、もう見る機会もありません。

 

 今見ると、自分がどんな感想を抱くのか、すこし気になるところです。