名刺について

これが今の名刺
これが今の名刺

ハンドメイドの作家として活動するようになるとすぐに必要となるのが名刺です。

殆どの方が、自分の作品をカラー写真で掲載し、全体的な文字の配置や色も、おしゃれに仕上がっているものが多いですね(白い紙に黒い印字一色の、サラリーマンスタイルの名刺は見たことがありません)。

活動を、ネット販売だけに限定するなら必要ないかもしれませんが、イベントではお客さんに名前を覚えてもらうためにも必要ですし、作家同士も名刺交換します。

僕は最初の頃、家電量販店で売っている厚手の名刺シートに、自宅のプリンターに印刷していたものを使っていましたが、結構きれいに仕上がるので、満足していました。ごくまれに、ペラペラのA4コピー用紙にプリンターで印刷している人がいますが、これは正直、もらった方も大切に扱わないし、すぐヨレヨレになるので、作らない方がましかもしれません。

一度、街の印刷屋さんに依頼したら、仕上がりは素晴らしいのですが、1枚の単価が凄く高かったので、気軽に必要枚数だけ刷れる、家庭用プリンターで制作するこの方法を、1年くらい続けました。

ある時、イベントで他の作家さんと名刺交換したとき、町の印刷屋さんで印刷したような綺麗で素敵な名刺で、デザインも素晴らしいものをもらったので、「自分は自宅プリンターで安く仕上げています。」といったら、相手の方から、ネット専用の名刺作成サイトで注文すると、名刺シート+自宅プリンターで制作するより、安く、綺麗に仕上げることを教えてもらいました。

実は、ネットで注文するのが、一番安く仕上がり、しかも自分でネット上のアプリで作成するので、納得のいくものができることに、遅ればせながら気づきました(写真も自宅プリンターよりきれいに仕上がっています。)。

今頼んでいるところは、1枚の単価が、送料込みで5.5円位なので、もう自宅プリンターで作成するより圧倒的に安くできます。いったん自分で作成したデザインがネット上に保存されているので、実に便利です。

 

ついでに言えば、ちょっとした広報用のチラシも、ネットで注文すれば、びっくりするくらい安く仕上がりますよ。

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夢想する未来

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
ちっちゃいヒヨコ

ギリシャやローマの市民文化は、奴隷に支えられていた、ということを、どこかで読んだことがあります

ルーティーンな日常の労働をすべて奴隷にまかせていたので、市民に時間的・経済的な余裕が出来て、文化・芸術やスポーツが発展した、ということです。

中世以降の西洋の芸術や文化も、基本的には貴族の時間的経済的余裕から生まれたものだという説もあります。

そんなに遠くない未来、AIが発達し、ルーティーンな労働・作業をすべてAIやロボットが担ってくれたら、殆どすべての人が、「好きなことを、好きな時に、好きなだけ」出来るような世の中になるかも、と時々、夢想することがあります。

その時、世界の文化、芸術、スポーツは、もっと裾野の広い、誰もが生涯を賭けられるようなものに、なっていればいいな、と思います。

今、社会に出る前の若者達が夢見る様々な職業・仕事は、一握りの運と才能に恵まれた人だけのもので、それをいつまでも追いかけていると、「世間知らず」と言われます。

でも、例えばアートに興味があるすべての人が、鑑賞(購入)や創作する時間・経済的余裕がある時代になれば、アートはもっとカジュアルで、身近なものになるのでは、と思います。

お互いがお互いの創作物を鑑賞・購入すれば、アートのパイは無限に広がり、身近でカジュアルになり、もっともっと多くの人が、好きなことで食べていける時代が来ます。

実は、今もインターネットの恩恵で、以前からは考えられない位、「好きなことを、好きな時に、好きなだけ」できる機会・チャンスが増えています。

このことに気がついている人が次第に増えていると思います。

同調圧力の強い日本社会ですが、ほんのちょっとした勇気があれば、すでに、僕が考える近未来と変わらない世界に今すぐ住むことも、不可能ではない、と10代、20代の人達には言ってあげたいな、と思っていますが(果たしてどれだけこのブログを若い人が読んでくれているでしょうか・・・)。

 

 

教室について2

ブーブー
ブーブー

前回に引き続き、教室の運営について。

教室を開催するなら、自分が過去に色々な教室に通って感じた不満点を解消できるものにしたいな、と常々思っていました。

まず、大切なのは、通いやすさ(駅から近い、というのは前回書きましたので、これも重要なポイントだと思います。)

決まった曜日の、決まった時間帯では、自分がとても通いにくかったので、各人が、自由な曜日の好きな時間帯を任意に選べるシステムにしました。

次に比較的安い受講料であることと、受講者に余計なものを買わせないこと(教室によっては、教室が用意したちょっと高めの教材を買わせるとことがありました。)。

受講料もチケット制にして、急遽キャンセルがあったとしても、キャンセル料を頂かないことにしました(月謝で前払い制のところは、キャンセルは自己都合とするところが多かったように思います。)。

そして、一番重要なものは、カリキュラム。

教室によっては、きちっとしたカリキュラムで、段階ごとにステップアップしていくところが多かったのですが、自分の場合、そこは省きたい、スルーしたい、先にこっちがやりたい、と自由度の高い教室が好きでしたので、絶対カリキュラムに囚われないスタイルで行こう、と思っていました(勿論、きちんとしたカリキュラムでやってほしい人がいることも承知していますが。)

ホームページ上は、カリキュラムらしきものも載せていますが、現実的には、殆ど、一人一人の要望を最重要視しています。

なので、誰が何をやっているか、を把握するのが一苦労で、時々、AさんとBさんの進行内容を間違えることもありますが、取り敢えず大きなトラブルなく今日に至っています。

ノートにも記録していますが、本当に一人一人やることが違うので、頭の中が混乱します(そこが楽しいのですが。)

最後に、HPにも、作家を目指す方に最適の教室と書いてある通り、来る人皆に、人前で発表することを勧めていますので、来られる方の多くが、作家希望というのが、現状です。

 

夫々の夢をサポートするのがとても楽しく、皆さんの将来が楽しみです。

教室について1

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
なんかダルイんだけどな

おかげさまをもちまして、ハンドメイドの教室を開催してからなんとか無事に、2年が経過しました。

今回は、2回にわたり、教室の運営について書いてみます。

このブログをご覧いただいている方の中にも、将来教室を開きたいな、と思っている方がいらっしゃると思いますが、少しでも参考になればと思って書いています。

教室を開催するにあたって重要なポイントは幾つかありますが、まず、最初に立ちはだかる問題が、開催場所です。

自宅で開催場所が確保できるならば、おそらくそれがベストでしょうが、鉄道の駅から徒歩7分以内(理想的には5分以内)で、家族の了解が得られる人は、少数派でしょう。

僕は数多くの教室に通いましたが、駅から遠いと、長く通うのは厳しいです。

しかも、何か運営上トラブルがあったときは、自宅だと逃げようがないですし、プライバシーが制限されるので、かなりの覚悟が必要です。

僕の場合は、駅から若干遠い(10分)こと、家族のことを考えると、土日の開催が難しいことから、早々に断念しました。

次に、レンタルのスペースを借りるか、賃貸で部屋を借りるか、という選択になります。

資金が潤沢なら、もう賃貸一択なのですが、最初から毎日開催できることは不可能に近いので、開催当初しばらくの間なら、レンタルスペースもありかな、と思います。

ただし、僕も、開催前は、何度かレンタルスペースを借りて、ワークショップを開催しましたが、レンタルスペースには教室として利用する場合、大きな問題があります。

参加者の人数にかかわらず、一定料金を支払う必要があり、参加者が少ないと、毎回持ち出しになることです。

見込み通り参加者が集まるか、常に心配しないといけないので、個人的には、最初金銭的なリスクがあっても、精神衛生上、賃貸(アトリエスペースとしても使えますので、当初赤字でも、長い目で見れば、絶対お得です。)で借りることをお勧めします。しかも、大抵のレンタルスペースは、資材を置いておく場所がありません。

あとはなるべく安い賃貸物件を探す、ということだけです。

僕の場合は、運よく1カ月ほどで理想的な物件にあたりましたが、焦らず、諦めず、半年~1年計画で物件を探すことをお勧めします(物件は、自宅から近い方がなにかと便利ですよ。)

 

次回は、教室のシステムについてお話ししたいと思います。

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新しい試み

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母ちゃんお腹すいたよー

作品を制作する場合、過去の自分の作品の色や素材の変更、あるいは、(耳や目など)部分的に変更することは、いつでもやります。

今までの手法で、動物だけ新しくするのは、それほど困難なことでもありません(特殊な形をした動物は、全く新しい発想が必要になってきますが。)。

しかし、根本から新しいアイデアを形にする場合は、失敗や手戻りがあるため、イベント間近には、作品数を揃える必要があるので、なかなか出来ません。

今年は、4月から9月の頭まで、イベントラッシュであったため、色々思いついたことを形に出来ないでいました(特に6月から9月の頭にかけての3カ月間は、我ながら呆れるくらい、ただひたすらに制作していました。)。

次のイベントは、12月の頭なので、今回、約3カ月空いたおかげで、9月初旬から、今日まで、三つほどの新しい試みに、集中的に取り組むことが出来ました。

そろそろチャレンジもこれくらいにして、来週から、次回のイベントに向けて、作品を貯めていく必要がありますが・・・。

過去のブログにも書きましたが、この新しい試みが、実は創作行為の中で、一番面白い箇所で、今回も、本当に楽しんでやりました。12月のイベントで、どれだけの方に受け入れられるか本当に楽しみです(すでにインスタで、ある程度の反応を得ていますので、予想はつきますが。)

勿論、新しい試みは、常に失敗やり直しも多くあり、苦労も多いのですが、それを上回る楽しみがあるので、毎回苦しいことも楽しみの一部になっています。

 

何年たっても作風が変わらない、というのも、安定感があり、魅力の一つになるのでしょうが、僕自身としては、常に、「3年経てば作るものがすっかり変わっていた」と言われるようでありたいな、と思います。

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アートへの興味

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親子?似てないけど

世の中にはアートに興味がない、という人達がいます。

ではどれくらいいるか、というと見当もつきませんが、音楽はバックグランドミュージック、絵画や造形物は、飾り・装飾品、文学や映画は、物語、ストーリーを追って楽しむもの、それ以上の価値はない、と思っている人は確実にいます。

 もちろん、必要以上にアートに興味がわかないことに対する恩恵・メリットも多いと思います。

アートが人並み以上に好き、ということは、頭の良さではなく、感受性、感性の問題です。

鋭い感受性というのは、概ね生きて行く上ではやっかいな荷物です。

トーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」の主人公に共感を覚える人なら、この「やっかいさ」には、きっと頷けると思います。

感受性が鋭くない分、図太かったり、強気だったり、素直だったり、裏表がなかったり、さっぱりしていたり、あっけらかんとしていたり、良い面は幾等でもあるのですから。

アートだけでなく、人生は等価交換の法則が成り立っていますよね。何かが少なければ、何かが多い(増える)。おそらくアートに興味がない人は、その喜び、楽しさ、深さを生まれた時から知らないのですから、特段の不都合はないと思います。

その分、生きていくうえで、力強さを持っているし、別の楽しみを持っていると思います。しかも、生涯一度も経験しない感情や、喜び、楽しみは、その人にとってはこの世に存在しないものに等しいのではないでしょうか。

僕は、自分自身にとって、アートは人生の花、アートがあってこその人生と思っていますが、アートに価値を求めないからと言って、その人が生きて行く上で損している、とうことは絶対に無いと思いますね。

実際、アートがなくても、生きていく上では、全く困らないのですから。

(でも、僕は、アートが好きな自分で良かった、といつも思います・・・。ちょっと傲慢でしょうか。)

 

 

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梱包について

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
こんな感じです

ネット販売を始めようと思って、実際に着手するまで1年半かかってしまいました。

理由は色々あるのですが、その中の一つに梱包をどうするのか、という問題がありました。

実は、今回ネット販売するまで、時々、ホームページやインスタに掲載した写真の子を譲ってほしいと、メールで頼まれたことがあって、何度か送ったことはあったのですが、かなりいい加減な梱包で送っていました。

箱は、アマゾンやヨドバシ。プチプチで作品を包んで、送っていました。

今考えると、冷や汗ものですが、準備する時間がなく、その都度慌てて送っていたので、まあ、お客さんも勘弁してくれるだろう、と甘く考えていました。

今度は、そういう言い訳は出来ないので、購入された方が、箱を開けた瞬間に心地よさを感じるように出来れば良いな、という思いで、1カ月前から、あれこれ考えました。

まずは、梱包材。プチプチなどは、アマゾンなどと変わらなくなるので、多少経費と手間暇がかかっても、良い、と思い、英字新聞をシュレッダーにかけたものを選ぶことにしました。

ところが、英字新聞が手に入らない。ネットで売っていますが、大量に買うことになるため、何か良い手はないか、と考えた末、使わなくなった英英辞典を使うことにしました。

実は、厚さ、大きさが、手動のシュレッダーにぴったりで、まさにドンピシャという感じでした。思っています。作品がパッと箱を開いたときに見えるよう、透明の紙で包み、周りにポプリを施し、メッセージカードを添えることにしました。

箱を開けた瞬間に、ポプリ(バラの香り)が匂うので、きっとお客さんに喜んでもらえるだろう、と自画自賛しております。

ポプリは100均で売っているもので充分で、10回分位使えそうです。

箱は、作品の大きさに併せて何種類か選べるようにしました(アマゾンなどのように、小さな商品が大きな箱に入っていると興醒めするので。)

色々な大きさの箱を売っているショップをネットで探したけれど見つからず、諦めかけていたら、なんと家から近い、三軒茶屋に実店舗があったので、色々現物を見ながら選ぶことが出来ました。

 

当面、梱包については、今回考えたスタイルでいこう、と思っています。

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