ジャパンテディベアフェスタの感想2

i-ppoたおか 田岡正臣 経堂 東京 テディベア ぬいぐるみ教室
会場にて

前回に続き、「ジャパンテディベアフェスティバル2017」のレポートです。

12月のブログで、ドール系と他のイベントを比較しましたが、今回は、テディベア系と他のイベントを比較してみます。

まず、自分が観察したところ、今回のイベントは、テディベアのコレクターと、実際自分でもテディベアを作っている人が、コアな客層だと思います(まあ、当たり前の話ですが。)。

次に多いのが、人形・ぬいぐるみ全般が好きな人。また、可愛いものが好き、という人。この層は、ドール系と被ります。後、近隣に住む方、友人の出展を見にきた方が少々。これらの方は、あらゆるイベントにいます。

正確にはわかりませんが、コアな層が、お客さんの半分くらいはいるのでは、と思っています。

でも、ドール系ほど、コアな人の好みの裾野は広くなく、一定の範囲内に収まっているので、特定の作家さんに人気が集中する傾向にあると思います。ドール系のコア層は、殆ど相いれないくらい様々なバリエーションに分かれているような気がします。

また、コアな層の数は、ドール系に比べて、かなり少ないと思います(ドール系イベントにはぬいぐるみ・テディベアの作家が結構侵食していますが、今回は逆パターン、ドール系の作家の出展が極めて少ないことに、気づきました。)。また、ドール系のように、客層で尖がった人も少なく、痛々しい人や、真正のオタクも少数派だと思います。

今回初めて、テディベアイベントに出展して、デザインフェスタやドール系イベントと比べて、自分の作品の売れ筋の違いも、はっきりとわかりました。

僕は、色々な素材を使っていますが、石粉粘土や、磁器(ビスク)のように、仕上がりがツルツルしたものは、今回、比較的スルーされる傾向にありました。

コアなお客さんは、モコモコ、フワフワしたものに、特に興味を示すようです。

羊毛シートで作ったものが、予想を超えて評判がよかったのが、嬉しい誤算でした。

しかし、会場の他の出展者のテディベア作品を見て、そのレベルの高さと個性に改めて感心し、自分が作る、モヘアのベアに関しては、まだまだアピールポンとが足りないな、と痛感しました。

また、昨年の11月~12月に出展した、デザインフェスタとアニマルワンダーランドでは、殆どスルーされた、「しっぽで立つ人形(ワークショップでもやっています。)」が今回うってかわって好評で、持って行った作品がそこそこ売れました。

デザインフェスタ、アニマルワンダーランドに出展した作品と同じものを持って行きましたので、これに関しては、未だに何故だか理解できないでいます(たまたま今回だけ?)。

 

今後何回か出展するうちに、謎が解明されるでしょう。