ドールショー50に参加する

お隣でカツラを売っていました。
お隣でカツラを売っていました。

 今日54日、浅草の都立産業貿易センターの5~7Fで行われた、「ドールショー50」に出展し、今帰ってきて、この文章を書いています。一昨日、丸の内の丸善ギャラリーで53日から9日まで開催される「FANTANIMA」の搬入作業があったばかりで、さすがにクタクタです。

 先月の「アイドール」に引き続き、同傾向のイベントに2回続けて出展した訳ですが、ドールショーの方が、若干規模は大きいようです。

 前回は、周囲に若干動物系の人形の出展者がいたのですが、今回、周囲はすべてドール系(人型の人形)の人達でした。

 左のブースがドールの洋服、その隣が帽子、右がカツラ、その隣が、ドール用の椅子や机などの雑貨類。

 このように、ドール系は、出展者の作品が物凄く細分化されています(最近知ったのですが・・。)。

お客さんの傾向や反応は、「アイドール」と、ほぼ同じです。

 今回は、これらのブースに訪れるお客さんをじっくりと観察させていただきました。

ドールファンは、自分のお気に入りのドールを専用のキャリーバックに入れてイベント会場に連れてきており、帽子やカツラが、我が子(!)に似合うかどうか試着するのです!!

 僕が不思議に思ったのは、小さなカツラや帽子や洋服や靴を作り続けて、創作のモチベーションは維持できるのだろうか、ということ(テディベア、ぬいぐるみ系の方でも若干そういう人はいますが、ごくごく少数派です。)。

 失礼のないよう、お隣の洋服制作の方にそれとなく聞いてみたら、「ドール本体を売りたいが、難しいので、洋服を作っている」とのことでした。

 やはり、本体を作る方が楽しいのだろうな、と思いますが、そこは人気作家に独占されているのでしょうか。

 ドールは、着せ替えをしたり、家具や調度品を揃えてディスプレイを楽しむ方が普通のようなので、会場を見渡すと、ドールの世界で生き残るために、本体周辺の特殊なところに細分化していった人が結構いるようです。

 それでも、それらを制作するご本人たちは、ドールが大好きなので、自分の作った細分化されたパーツが、お客さんのドールに使われれば、とても嬉しいようです。

 このあたり、まだまだ自分には理解が及ばないところですが・・・・。