試作について

i-ppoたおか 田岡正臣 経堂 東京 テディベアi-ppo うさぎ
ニンジンください

創作に関する新しいアイデアを思いついた時、ひとまずメモを取ります。

少し温めて(数日~数週間)おいて、再度メモを見直した時、ピンとくるものがあれば、試作にとりかかります。

(アイデアだけで、試作に取り掛からなかったものが、とても沢山あります。一度数えたことがありますが、200以上のアイデアがありました。数カ月後、数年度で、ようやくピンとくる場合もあるので、アイデアは整理して、残しておき、時々眺めます。)

そのアイデアが、部分的(鼻や目の形など)なものであったりモチーフ(今まで作ったことのない動物とか)であったりする場合は、いきなり本番に取り込むことも有りますが、新しい素材であったり、新しい手法であったりする場合、小さめに作って、試作品とします。

この作業は、とても楽しくて、出来上がるまで、本当にワクワクします。

勿論、ガッカリすることも多いのですが、期待通りの仕上がりであれば、本当に充実感を感じることが出来ます。

新しい型紙などの場合は、フェルトなどで大雑把に作るので、どれだけ満足のいく作品でも、作品としては扱わず、本番の作品が完成したら、廃棄しますが、新しい素材などで試作品を作って、出来栄えがいい場合は、作品に昇格します。

勿論、2回目(全く同じものを創ることは、殆どありません。)は、バージョンを変えて作るのですが、大抵は、(自分的に)試作品より良い出来になります。

新しいアイデアでも、これは試作品、と意識しないで作る場合もありますが、不思議な事とに、その時は、大体思った通りのものが出来上がます。

どこかに、思ったとおり行くはずだ、という自信があるのでしょうか。

 

たまに、展示会で、他の人の展示スペースで、試作品ではないか、と思われる作品を並べている人がいるのですが、自分がそう思われると嫌だな、と思いますので、極力、試作品のつもりで作ったものは、出来が良いものでも、少し寝かせておいて、改良を加えたりして、同じ作品の中で、バージョンアップするようにしています。