ナマケモノ

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兄ちゃん何して遊ぶ

時々ナマケモノをモチーフに作品を作ります。

少し前まで、ナマケモノが、人形やぬいぐるみ、イラストのモチーフになることは少なかったのに、今や全国的にかなりの人気者です。

いや、日本だけでなく、インスタで見る限り、世界的な人気者になったようです。

なんといっても、あの常に笑っているような、ゆるゆるの顔に癒されます。

何故、常にあのような笑顔をたたえているのでしょうか。

もう、創っているだけで癒されるのは、たぶんナマケモノだけでしょう。

自分がセッカチな性格だけに、やわらかい表情を作っていると和みます。

ナマケモノは、調べれば調べるほど愛着が沸く動物なのですが、1日の睡眠時間が20時間というのにも驚きますが、1日の食事が葉っぱ8グラムというのには驚愕します。

80グラムではなく、8グラムですよ。想像しても、とても信じられない量ですよね。

ナマケモノは、1日中殆ど動かないのですが、動かないことで、エネルギーの消費を極限まで抑えている、超エコロジカルな、生き物なんですね。

さて、このナマケモノを制作する時、特徴的なのが、あの長い前足と爪。

(以前、ナマケモノが地上で這っている動画をみましたが、樹の上ではあんなに愛らしいのに、地上に降りると、腕がクモのように長くで、グロテスクでがっかりしたのを覚えています。)

大体爪は樹脂粘土で作ります(触るとチクリと痛い。)。ずっと肉食動物に襲われた時の武器と思っていたのですが、これは単なる樹にぶらさがるときの、引っかけ用であって、武器ではないことを最近知りました。

全くといっていいほど、戦闘能力がないのです。さらに言えば、戦う気ゼロ。

ワシやピューマに襲われたら、悟りきって、(ガンジーのように)無抵抗主義で食われていくのです。時速160mですから、逃げても絶対逃げ切れないのです。

もう調べれば調べるほど、ナマケモノは、不思議で愛おしい動物です。

ナマケモノの排泄は10日に1回なのですが、有名な話ですが、この時だけは危険を顧みず(この時に食われるらしい)、樹から降りで、自分がぶらさがっていた樹の根本に排泄するそうです。何故かというと、樹に栄養を返すためらしい。

どこまでもエコで、いじらしい動物だと思いながら、ナマケモノを制作しています。