![i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=396x10000:format=jpg/path/s9d6b91bffa6c5398/image/i6b9c526f523a8062/version/1534753561/i-ppo%E3%81%9F%E3%81%8A%E3%81%8B-%E7%94%B0%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E8%87%A3-%E4%B8%8B%E9%AB%98%E4%BA%95%E6%88%B8-%E6%9D%B1%E4%BA%AC-%E3%83%86%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%99%E3%82%A2-%E6%9D%89%E4%B8%A6.jpg)
同工異曲という言葉があります。
見た目は異なるけれど、内容は似たり寄ったりであること、違っているようで実は大体同じようなことをいいます。
僕がメインに制作している人形ぬいぐるみの世界で、人気のある作家でも、このタイプの人は多いと思います。
極端な場合、殆ど同じ作品を、(想定ですが)人気があるからという理由で、延々と作り続けている人もいます。
個性があるからこそ、同工異曲なるという見方もあるのですが、僕の考えでは、ちょっと違います。
大きさ、色、動物などのモチーフが違うだけで、趣向はどれも殆ど同じであっても、その作家を支持するファンが飽きていないうちは、人気は続くと思います。
しかし、テディベアやぬいぐるみの世界のファンは限定されており、毎年の新規参入者はわずかです。作家が固定しているため、ファン層が、何度も触れている間に、次第に飽きてくると思います。
もっと広い、音楽の世界でも、あるアーティストが、同じような曲(同工異曲)ばかり書いていると、その曲調が新鮮で魅力的なうちは良いのですが、時の経過とともに、やがてどこかで聞いたような曲ばかりになり、ファンは他のアーティストに目移りしていきます。
早ければ数年、長くても10年で、多くのアーティストが消えていくのは、飽きられるからではないでしょうか。桑田佳祐や松任谷由実が何故、長年にわたって支持されているか。
僕は、曲のテイスト、バリエーションが豊富で、時の経過によって、少しずつ変わっていくからだと思います。いわゆる「引き出し」が豊富で、かつ当人も変化を心掛けているから。
テディベアやぬいぐるみの世界でも、10年選手、20年選手はとても少ないのですが、(例外もありますが、)この方々の、10年前、20年前の作品は、今とは、かなりテイストが異なった作品を製作していたようです。
変化することはリスクもあるのですが、僕も、可能な限り、新しいことにチャレンジしていけるだけの、柔軟さを持ち続けていきたい、と思います。
2018/04/03
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