ネイチャーアニマルワンダーランド雑観

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
ちっちゃい子達(4.5cm)

先日2日に無事終了した、「ネイチャーアニマルワンダーランド」の事後報告をします。

発足当初知名度も低かった当イベントも、いつからかSNS上で「ネイアニ」という愛称で呼ばれるようになり、特にぬいぐるみテディベア好きにはかなり浸透してきました。

今回は、奇しくもアイドールと重なってしまい、あちらの方がメジャーイベントとあって、来場客数の減少を危惧していましたが、昨年とさほど変わらない来客数でほっとしました。

向こうはカスタムドール、こちらは創作系とあって、うまく棲み分けが進んだのでしょうか。

それでも、毎回来てくれている人の顔が見えなかったり、いつも午前中に来てくれる人が、午後から来場したり、個人的には、明らかにアイドールの影響がありました。

今回気づいたのは、羊毛フェルトの展示が減って、テディベア/ぬいぐるみ系の出展が増えたこと。テディベア/ぬいぐるみ系の出展は、2年前に比べて、1.5倍くらいになっていると思います。

今回一番印象に残っているのは、常連出展のYさん(Yさんは、多分このブログを読んでいないと思いますが、あえて名を伏す。)のこと。

Yさんは、今年に入って、かなり尖がって、昨年よりも個性が際立ち、随分進化したなあ、素晴らしいなあ、と思っていたのですが、今回閉会の1時間前後に立ち話しをしたところ、今年になって売れなくなった、具体的に「今回は〇点しか売れなかった」と話してもらえました。その余りの少なさに愕然としたのですが、今までのファンが離れていってことが、明らかなのがわかりました。

一般受けする可愛さがとれて、(いわゆるファンタニマ受けする)妖艶な怪しさが増した今、彼女は踏ん張り時だな、と思いました。もう以前のような作品は作らない、と言っていたので、自分で退路を断ったようです。

僕が見る限り、作品の質も世界観も、間違いなく向上しているので、新たなファンを獲得するのに時間が必要だと思います。

りっぱな覚悟だな、と思いつつ、果たして自分にそこまでの覚悟があるか、といえば、正直ありません。

 

自分にも具体的な変化のイメージはあるのですが、今まで支持してくれた方々は離れていくだろうな、と思うとYさんのような英断はできないでいます。