本当に好きなこと

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昨年、僕の友人が公務員を中途退職しました。

現職中から、海外不動産に投資していて、家賃収入で暮らしていける目処がたったので、40代後半に安定した公務員の職を捨てて、独立したのですが、彼は現職時代、ギターを弾くのが大好きで、仕事を辞めたら、ギター弾きまくる、と言っていたのですが、1年経った今、全く弾かなくなってしまったのです。

僕が陶芸教室に通っていた頃も、定年近い会員が、退職したら、思う存分作るぞ、と言っていたのが、退職して暫くすると来なくなる、ということが度々ありました。

僕と同時期に公務員を定年退職した友人は、大の読書好きだったのですが、辞めてからは、すっかり本を読む気が失せたといって、今はDVD鑑賞にはまっているようです。

さて、自分の場合、現職時代は、ビリヤード場に熱心に通っていたのですが、退職後は、すっかりやる気が失せたのです。ウクレレは辛うじて続いていますが、これも、細々という感じ。

どうやら、好きだと思っていたことも、仕事の憂さ晴らし、気分転換でやっていたものは、仕事上のストレスが無くなると、バランスが崩れて、やる気が失せる、言い方を変えれば、やる必要性が無くなってしまう場合があるようです。

しかしながら、ハンドメイドの創作活動は、有難いことに、現職時代以上に熱心になり、続いています。

分析すると、創作活動は、面倒なことや、煩わしいことも含め、生活のメインに据えてやろうとしていたからで、結局仕事が創作活動にすり替わった、ということのようです。創作に関することは、本当に好きでやっているし、とても楽しいのですが、本気でやっているので、思うようにいかないこと、ガッカリすること、ストレスが溜まることもあるのですが、むしろ、それだからこそ、続いているのかな、と思います。

ただひたすら、楽しいだけのことには、深みがなく、気晴らしにしかならないのかな、と思ったりもします。

 

今の、気晴らしは(映画館に出向いての)映画鑑賞、日帰り温泉、音楽鑑賞辺りでしょうか。これらの楽しみで、ストレスが溜まることは皆無ですから。