すこし愛して長く愛して

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怒ってないよ

昔、大原麗子という人気美人女優がいました。

森進一と離婚した後は、なんだか不幸な感じで、2009年に心不全で亡くなってしまいました(享年62歳。)。

その大原麗子が出ていたサントリーウイスキーの思い出深いCMに「少し愛して、ながーく愛して」という名キャッチコピーがありました。

この言葉が本当に好きで、時々ふと思い起こすのですが、ハンドメイド作家として、お客さんやFANから「少し愛して、ながーく愛して」もらえれば最高だな、と思います。

オードリーヘップバーンやBeatlesのように、「激しく(沢山)愛され、長く愛され」ることも、極まれにはあるでしょうが、一人の人が同時に幾つものこと(ぬいぐるみやテディベアだけが好きという人はあまりいませんから。)を長く愛するためには、穏やかな愛し方、愛され方でないと続かないと思います。

どんなジャンルでも、一時に物凄いブームになったモノや人は、忘れ去られるもの早いと思いませんか。

芸人や俳優でも、何十年と続いている人は、ブームとは離れたところにいた人が多いと思いませんか。

僕自身も、ジャンルを問わず、人やモノが好きになった時、一時の情熱が激しいほど、長続きしていません。

マスコミに、「静かなブーム」という言い方がありますが、表立っては騒がれていないが、緩やかに支持されている、ということらしいです。

(但し、飛びぬけて強烈な個性があると、一部の人に熱狂的に支持される傾向にあるようですが、この場合は、ごく少数の人に長く愛されるように思います。)

 

屈折しているかもしれませんが、僕自身は、一部の人であろうが、一時的であろうが、熱狂的に支持されるより、穏やかに、長く、ある意味ゆるく支持される作家を目指したいな、と思っています(作風も穏やかな癒しを狙っていますから・・)。