即興性が大切

人気のシリーズです。
人気のシリーズです。

ハンドメイド作品に大切なことは色々あると思いますが、その中でも、個人的には、制作の際、作者のその場の気持ちを反映した、即興性があった方が良い、と思っています。

その場の気分で思いついたことを作品に反省させるのは、大量生産のプロダクト製品には絶対に出来ないことです。

 

陶器や粘土系の作品は、かなりの部分、作品に、その時その場の気分が反映されるのですが、テディベア・ぬいぐるみの場合、型紙という制約があるため、大幅に変えることは難しいのですが、目鼻の位置を変えたり、綿の詰め方を変えてみたり、細部に拘ってみたりで、できる限り、即興性を大切にしています。

 

SNSなどで、他のテディベア/ぬいぐるみ作家が、ほぼ同じ作品を沢山作って、並べたpostをアップしているのを見て、自分はやりたくないな、思うし、同じ作品を何回も委託で制作することも、自分にはとてもできないことです。(そういう作家さんを非難しているわけではありませんよ。)

 

お客さん本位に考えれば、人気の、定番の作品の目鼻立ちや形をできる限り変えないで、沢山作れば、作る効率も良いし、喜ばれるし、確実に売れるのはわかっているのですが、できる限り一点ものに拘りないな、と思っています。

 

なので、たまにSNSDMなどで、過去の作品と同じモノが欲しいという方もいらっしゃるのですが、(特別な理由がない限り)知人以外は、原則お断りしています。

まあ、自分の技量不足で、同じモノが作れないということも、ありますが。

 

海外の作家さんの型紙は、売っているモノでさえ、日本のものと比べると、けっこう適当ですが、(ここからは僕の想像ですが)あちらの方々は、毎回型紙通り作る必要はない、いや作らない方がいい、とさえ思っているのではないか、と最近思い始めています。

 

 

国内外を問わず、好きな、尊敬する作家さんは、一点ものをメインに作っている方々です。