ラインアップについて

所狭しと・・・
所狭しと・・・

展示会、イベントに出展するようになると、ハンドメイド作家の頭を悩ませるものの一つに、展示する作品のラインナップをどうするか、というのがあります。

大きく分けると、絞るか、広げるか、という選択肢があります。

僕は、最初にイベントに出た頃は、とにかく、たくさんの素材(モヘア、ファー、陶器、色々な粘土、レジン、ワックス、漆等々)で、色々なテイストの作品群を、ゴチャゴチャに目一杯並べました。

これは、自分自身が、色々な素材に挑戦したかったことと、観る側も選ぶ楽しさがあると思ったからです。

 

現在は、モヘア、やファー=モコモコの素材メインで、他の素材はあまり使用しなくなりましたが、色々な素材に挑戦したい、という気持ちは今もあります。

モチーフ(どの動物を選ぶか)については、様々な動物に挑戦してきましたが、これも作家によっては、数種類に止めている方が多いようです。

 

特定の動物中心だと、観る側も覚えやすいし、ナマケモノなら○○さんと、特定の動物の第一人者になれるメリットもあるのですが、色々と挑戦する方が楽しいので、今後も、モチーフを絞ることは考えていません。

でも、特定のモチーフに絞るのは、とても良い選択だとは思います。

また、最初の頃のイベントでは、テーブルに並べるだけ並べたのですが、最近は(間に合わないという理由もありますが、)敢えて数少なく置くようにしました。

結果としては、その方が、観る側も観やすいようで、目一杯並べることは、もうないと思います。

 

気をつけているのは、価格帯を絞らないようにしていることです。

最低数万円、ということにすると、お客様が近づきやすく、立ち去りやすいように、(自分が買う側だった時のことを考えて)買いやすい価格帯も用意しています。

 

具体的には、23千円代の作品を用意することで、この方針は今後も変える予定はありません(作家によっては、単価を安くすると、お客様の質が悪くなると言う方がいますが、僕は、少なくともドールやぬいぐるみのファンには、価格で質が変わることはない、ということを確信しています。)。

 

 

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他人の意見

i-ppoたおか
にゃんこ兄弟

自分が作ったものを、イベントでお客さんに観ていただいても、ほぼお褒めの言葉しかいただけません。

まあ、当たり前のことでしょうが、本当は、厳しい意見も聞きたいと思っています。

 

周囲の作家さんからも、肯定的な見解しか聞けません(まあ、お互い気を遣っていますから。)。SNSでは、「いいね」やDMの数で、どの作品に人気があるかは、すぐにわかるのですが、なぜそれが人気なのか、がいまひとつわからない場合があり、さらに言えば、良いと思って作ったのに、人気が出ないものは、何故受け入れられないのか、さっぱりわかりません

 

僕は、教室のメンバーに対しては、本人が落ち込まない程度に、改善した方が良くなる部分について、意見を述べます。その方が、絶対ご本人のためになると思うからです。このような意見を、自分も周囲から聞きたいのですが、なかなか聞く機会が持てません。

教室では、敢えてこの作品をどうすれば、もっと良くなると思うか、ということをメンバーの方々に聞いたりします。

あるいは、意見を引き出すために、時々、複数の作品を並べて、この中の、どの作品が、どういう理由で良いと思うか、を聞いたりします(どの作品が悪いと思うか、という問いは答えにくいので。)。

 

自分が納得していれば、他人の意見など関係ない、とう芸術家肌の方もおられるでしょうが、僕は作品を通じて、多くの人を癒やしたい、微笑ませたい、と思っていますので、他人の意見は重要なのです。

 

ただし、自分の目指すものと真逆のものが好きな方の意見は、毒入り団子を食らうようなもので、もっと○○した方がいい、という意見を正面から受け止めると、今まで自分を支持してくれたお客さんが確実に離れていくと思います。

だから、まず、その方が自分の作品を肯定してくれた上で、改善点を述べてくれているかどうかの見極めが大切だと思っています(その点、教室に通ってくれている方々は、自分の価値観やスタンスと真逆の方はいないので、安心して意見を聞き出せます。)。

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ぬぐるみとミシン2

手元が暗くて見えにくいんです
手元が暗くて見えにくいんです

昨年12月以降、ミシンを使い続けいていますが、色々と工夫しないと、手縫いのようには縫えません。これから時々このブログで工夫したポイントを紹介していきます。

 

今回は、縫い線をいかにして見失わないかについて書きます。

練習して曲線が縫えるようになったのですが、本番で縫い始めて一番困ったのが、手元がよく見えないこと。

年のせいもあるのですが、ミシン台の間近まで目を近づけることができないため、縫い線を度々見失います。特に、ぬいぐるみ系では、細かい曲線が多く、見失いやすいため、これには本当に困りました。

試行錯誤の結果以下の点を工夫することで、かなり改善されましたが、手縫いほど、縫い線が完全にみえるわけではありません。

 

工夫した点

①縫い線を太く書く。

テディベア教室では、0.38mmのペンを使えと習ったのですが、0.7mmのペンでも全く見えません。0.7mmのマジックでようやく認識できますが、それでも度々見失います。

 

②スタンドライトを間近に置く。

一台では足りず、左右に2台置くようにしました。それでも手元に陰ができて、見えないことが多々あります。

 

③銀金の光沢のあるボールペンを使う。

これは、知人に教えてもらったのですが、手元が陰なっても光るので、少し救われるようになりました。

 

④カーブの終点や見失いやすい箇所に黒丸を打つ。

1から3まで実践しても、まだ線を見失うことがあったため、どうにかならないかと考え、ふと思いついたのが、マジックで、縫い線上に、大きめの黒丸を打つこと。

 

これが我ながらグッドアイデアで、線よりはるかに見失わないことがわかりました。光沢のあるボールペンと、黒丸で、現在は見失うこともかなり減ってきました。

次回は、やっかいな「縫いずれ」について、工夫していることを書いてみます。

 

 

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ネット販売します

 1年ぶりに、ホームページのショッピング欄にて、18点の作品をネット販売します。

 

今回も抽選販売とし、投票期間は117日から21日と若干長めにしました。

 

(前回、投票期間が終わってからも、しばらくの間、投票があったからです。)

 

バラエティ豊かなラインナップにしたつもりです。

 

 

 

作者としては、実物を見てもらって、手に取ってもらい、納得してから買って頂きたいのですが、距離的に遠い、あるいは土日休めない職場のため、イベントに来ることができない方も、結構いらっしゃるようなので、最低でも1年に1回はネット販売したいな、と思っています。

 

理想をいえば、年3回くらいはネット上で販売したいのですが、前回の販売からあっという間に1年が経ってしまいました。

  今回も、どうぞよろしくお願いします

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ぬいぐるみとミシン

JUKIのシュプールSL700EX
JUKIのシュプールSL700EX

昨年12月、今から約1ヶ月前、ついにミシンを購入しました。

以前から制作時間の短縮のためにミシンを買おうと思っていたのですが、どの機種を買っていいかわからず、延び延びになっていたのですが、ようやく重い腰をあげて、ネットや友人からの情報を集め、機種を選定しました。まず、メーカーは早い段階で、JUKIに絞りました。

 

ミシンを購入する目的は、モヘアやファー生地など、厚物を縫うためなので、工業用ミシンのトップ企業であるJUKIの職業用ミシンなら、技術的に問題がない、と考えたからです。

なにやら偉そうに書きましたが、実は今までミシンには一度も触れたことがなく、上糸、下糸の違いも知らず、なんと、ボビンがなんなのかもわからない有様でした。

JUKIの職業用ミシンには、現行でシュプール603007003機種あり、市場価格も60700では、3倍くらい違うので、費用対効果が良いのはどの機種か、ということを調べました。

 

教室のメンバーの中で、60を持っている方がいたので、厚みの違うモヘアを何種類か縫ってもらったところ、若干縫いずれが発生するものの、おおむね縫えたので、一番安い60にしようと思いつつ、実店舗を何カ所か訪ねました。

 

自分が、モヘアなどの厚物をメインとして縫うことを店員に伝えたところ、すべての店舗で、700を勧められました。700には、押さえを浮かせるフローティング機能があり、この機能のお陰で、縫いずれすることなく、かなりの厚物が縫えるとの説明でした。

この機能があるのは、700だけで、60300の主たる違いは、(初心者にやさしい)スピードコントロール機能の有無だということも教えてもらいました。

結局700が良いのはわかったのですが、問題は価格。

 

値段で妥協して、300601.5倍くらいの値段)を購入用しようとしたのですが、某店で、700をネット上の価格の4割引きにしてくれることになり、購入を決意することになりました。2週間くらい練習して、今はなんとか縫えるようになりました。また、教室では、皆さんにも型紙の仮縫いにも使ってもらっています。

 

 

今後、このブログで、針や糸の番手は何番がいいか、縫いずれをいかに防ぐか、等々自分が気づいた、あるいは、周囲から教えたもらった、厚物に特化した、ミシンのテクニック、ノウハウなどを紹介していきます。これからミシンの導入している方にお役に立てればいいな、と思います。

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