粘土の保存方法。
今回は粘土を使用する方にとっては、とても貴重な情報を公開します。
粘土は、保存方法を誤ると、種類によってはカチカチに固まって使えなくなりますが、保存方法さえ誤れなければ、かなり長期間保存が可能になります。
この本で使用している粘土について、保存方法が難しい順に並べると、
①樹脂粘土、②木粘土、③紙粘土=石粉粘土=紙粘土、④オーブン粘土になるでしょうか。
特に難しいのが樹脂粘土で、少し油断すると、1カ月位で石のように固くなってしまいます。(②~③の粘土も保存方法を誤ると、数ヶ月で使えなくなります。
過去、ネットで樹脂粘土の保存方法を色々と調べたのですが、この方法で保存すれば絶対固まらない、というものはありませんでした。
困った末に、僕が考え出した樹脂粘土の保存方法は、以下の手順のとおりです。
1 封を切って使った残りの粘土を、袋から出す。
2 ラップで丁寧に包む(ここまでは色々なサイトで紹介されています。)
3 アルコールを含んだペーパータオルで包む(アルコールジェルでさらに濡らすともっと効果が高まる。)ラップで包まないで直接粘土をペーパーで包むと、時間と共に粘土と紙がくっついて離れなくなるので注意。またアルコールが多すぎると柔らかくなりすぎるので、かえって使いにくくなります。
4 ラップ+ペーパータオルで包んだ粘土をさらにラップで包みます。
5 最後に、写真にあるような手動吸引ポンプを使って専用のパックに入れて真空パックします。
手動吸引ポンプはネットで色々な種類が出ていますが、ダイソーでも売っています(ダイソーの吸引ポンプは若干吸引力が弱いですが。)
専用パックのジッパーがしっかりと閉まっていないと空気が入り、効果がなくなりますので、ご注意を。
この方法で、樹脂粘土を長期間保存できます。僕は、オーブン粘土以外はすべての粘土をこの方法で保存しています。