成功と失敗について

i-ppoたおか 田岡正臣 経堂 キツネ 東京 陶芸
きつねの親子

イベントなどに参加後、今回のイベントは成功だったか、失敗だったか、ふと考える時があります。

これを考えるときは、大体において、当初想像していた結果が得られない時です。

つまり、失敗だったかも、と漠然と思っている時。

どうやら自分は、成功を当たり前とカウントし、小さな失敗も、大きく捉える傾向があるからではないか、と思っています。余程の大成功でないと、成功と考えないのかな、と思ったりします。

でも、このスタンスでいけば、人生は失敗だらけとなります。

昨年は、個展も含め8回、展示会、イベントに出展しましたが、どの展示会も失敗と捉えれば、幾らでもその要素はあり、ある意味、1月の個展を除けば、すべて失敗だった、と言えなくもない。

そう考えれば、落ち込むことも多くなります。

でも、あるときから考え方が変わり、昨年の秋頃からでしょうか、今の自分の境遇は、もうそれ自体が成功(好きなことをやって、応援してくれる人もいる)、と捉えることもできるのではないか、と考えるようになったのです。

世の中には、色々な事情により、好きなことに手をつけられないでいる、いや好きな事さえわからない人も多い、その人たちと比べれば、自分は、すごく成功している、と厚かましく考えることもできないこともない。

ここまで考えたら、実は、成功・失敗も、やったことを、自分がどう評価するか、にかかっているようだと気づいたのです。

まあ、自己満足といえば、そのとおりですが、「成功したかどうか、失敗したかどうかは自分で決めていいのだ」、と思ったときからずいぶん楽になったことを覚えています。

さらに、成功の度合い(大成功か、ちょっとした成功か)、失敗の度合いさえ自分で決めていいのだ、と思うことにしました。

あまり有頂天にならないことを前提に、できるだけ、多方面から検討し、成功したと捉える方がいい、成功と思えないものは、成功に至る途中経過にあるのだ、と考えよう、と思うことにしました。

それでも、失敗としか思えないこともありますが、以前に比べれば、連続で失敗したと捉え落ち込む、ということは激減したようです。

 

「単なる自己満足じゃないか」と言われそうですが、成功と思う方が、次へのモチベーションにつながりますので、出来る限り、得する考え方を選んでいこうとしています。