売れ線について

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
一見、こわもてですが、やさしい子です。

ハンドメイド作家が、自分の作品が思うように売れない時、これが長く続くと、ついつい「売れ線」寄りの作品を作ろうと思ってしまうことがあります。

たまたま、自分の作りたいものと、売れ線が一致していれば、なんら問題はないのですが、大抵の場合、個人的には大して作りたくないのだけれど、自分のテイストではないのだけれど、売れているからやむを得ず作ろう、ということになります。

この売れ線には、流行で売れ線になっているものと、その時代の王道になっているものがある、と僕は考えています。

もちろん王道といえども、長いスパンで見れば、変わっていくのですが、流行を少し超えたところにあり、数年でコロコロ変わるものではありません。

アクセサリーなど、他のジャンルのことは判りませんが、動物の人形・ぬいぐるみにも売れ線があります。

モチーフでは、最近はシマナガエがブームのようで、ハンドメイド作品として、あちこちで見かけます。

王道は、猫(一時ブーム的なもてはやされ方をしていましたが、もはや王道だと思います。)やクマ、ウサギなどでしょうか。

外観的なことで言えば、ディズ〇ーや、サン〇オのような、シンプルで、子供顔の愛らしい作りが王道ですが、モチーフはまだしも、ハンドメイド作家がこれらの外観を意識した作り方になると、個人的には、日和(ひよ)ったな、という風に思います。

テディベアでも、売れている特定の作家さんの作りを意識して似せて作るのは、作家の魂を売るのに等しく、売るためとはいえ、これだけはやりたくないな、と思います(その作家が好きだったので、無意識のうちに似てしまった場合は別ですが、周囲に指摘された時点、あるいは、自分で気づいた時点で、路線変更するのが潔いと思います。それにしても、〇ッピーココさん似の作品は異常なくらい多いですネ。)。

 

可能な限り、王道やブームに乗らないで、売れ線から遠い、ワンアンドオンリーな作風を貫けたら良いな、と思いますが、なかなか険しい道ですけどね。