先日読んだ医者が書いた本で、「晩年になって、自分の人生は一体何だったのだろう」と後悔する人の共通点は、人生を周囲の期待や世間評価によって選択してきた人達だ、と書いてありました。
全くその通りだろうと思うのですが、殆どの人は、深く考えることもなく、受験戦争に算入させられ、偏差値に沿った大学に行き、男性ならできる限り世間評価の高い職業に就き、組織内で上を目指す。女性なら、適齢期に結婚し、2人の子供をもうけ、社会人として送り出し、郊外に家を買い、働ける限り働く、というのがオーダーメイドの人生でしょう。
僕も、人生のかなりの部分、このオーダーメイドに沿って生きてしまいました。
僕の場合は、48歳頃から、残りの人生を真剣に考え始めて、50歳になってからようやっと、自分の本当にやりたいことの輪郭が、見えてきました。その後、約10年かけて、やりたいことを探しあて、今の自分がいます。
自分で選択しているつもりでも、多くの人は、周囲の期待や、世間評価から、人生を選択しているように思います。
僕の教室に来られているメンバーの多くは、オーダーメイドの人生ではなく、残りの生涯は、本当にやりたいことをやって生きたい、それがぬいぐるみ(orテデイベア)かもしれない、と思って、賢明にチャレンジされています。
もちろん、道半ばで、様々な理由で挫折される方もいますし、やっているうちに、自分のやりたいことは別にあったと気づかれ、教室を止める方もいます。
でも、確実に自分のやりたいことの足固めをされて、前進している方、すでに作家としてデビューされているかたも、少なからずいらっしゃいます。
日々、皆さんの夢のお手伝いができて、教室をやっていて本当によかったな、と思います。自分の教室に来られた方が、ひとりでも多く、自分の目標を実現し、やりたいことを、やりたいようにできる人生を歩んでもらえればいいな、と思っています。
コメントをお書きください