僕の主催する教室が現在募集を休止していることをまずお断りし、趣味関係の習い事を選ぶ際のポイントを紹介します(レッスン料が高いか安いかに関しては触れません)。
僕自身は、過去テディベア教室、絵画教室(2カ所)、レザークラフト教室、ウクレレ教室(3カ所)、陶芸教室(2カ所)、陶人形教室、漆工芸教室、に通いましたので、その経験からお話しさせて頂きます。
1交通の便。
自宅から教室まで何分で通えるかも重要ですが、豪雨や強風の日もあるので、教室から駅まで徒歩何分かも極めて重要です。10分以内が理想です。
2クラス制か自由なカリキュラムか。
趣味を同じくする友人が欲しい場合は、クラス制をお勧めします。
ただし、カリキュラムをクラス単位で進める場合は、進捗が早い人は遅い人に合わせることになり、遅い人はプレッシャーを感じることになります。
とはいっても、ジャンルによってはクラス制しかない場合(ウクレレ教室がそうでした。)
もあるので選択の余地がない場合もあります。
クラス制ではなく、カリキュラムが自由な場合、各人が好きな日に行って、自分の進度に合わせて進められますので、マイペースでやりたい方はこちらがお勧めです。
3一クラスの人数。
実はこれが一番重要。
友人が沢山ほしい場合を除けば、少なければ少ないほど内容が充実します。
創作系の趣味では、経験上5~6人がマックスかと思いますが、それ以上になると講師に質問するのも順番待ちになり、ストレスがたまります。
4レッスン料の払い方
自分の体験ではチケット制が一番合っていました。
1カ月前払いの教室でも、やむを得ず休んだ場合、返金してくれるか、代替日を選べるかなら良いのですが、それがない教室もあるので注意しましょう(クラス制でカリキュラムに沿って進める教室は、救済措置がないところが多いようです。)。
以上勝手なことを書き並べましたが、これから教室に通う方の参考になれば幸いです。
以前ブログで、作品(創作物)には男女差があると思う、ということを書きました。
女性は男性より色彩感覚にすぐれ、細部の表現が繊細である、男性は、立体化が上手である、という主旨のことを書いたことを覚えています。
これは、僕が実際の作品を観て、個人的に感じたことだったのですが、先日とあるブログを読んでいると、科学的にも男女の色彩感覚は異なっているようです。
ネットの受け売りですがまとめてみると、
色を感じる色覚には4種類あり、通常は男女とも3種持っているのですが、男性で5%位は2種しか持っていない人(女性にはほとんどいない。)がいて、これがいわゆる色弱です。
大半の男女は3種の色覚を持っているのですが、男性は日常的に色を7種に分けて識別しているのに対して、女性は29種に分けて識別しているようなのです。
これを説明する画像がネットに沢山上がっていますが、男性の僕でもその図を見れば、女性が識別しているとされている29種の色は見分けられるのですが、無意識レベルでは、日常細かく色分けして認識していないというのです。
なるほど、口紅の色が微妙に違うものが沢山あったり、女性のファッションアイテムの色数が男性より豊富なことが、これで納得できました。
そして、最後に驚きの事実として、女性の数パーセントには色覚を4つ持っている人がいて、このタイプの人は、3種の人に比べて、100倍(!)多く色を感じているというのです。
女性の画家や造形作家に驚異的な色彩表現ができる人(男性でもマティスのようにいることはいますが数が少ないように思います。)がいるのが不思議だったのですが、女性には適わないことがこれで理解できました。
でも空間表現や質感表現は男性の方が優れていると思いますけどね(その分細部の繊細な表現が苦手。)。
「ぬいぐるみはブーム」という言葉を最近SNSでみかけるようになりました。
「ぬいぐるみ ブーム」という検索ワードでググってみると、2022年あたりから、ブログや記事などで、ブームになっている、という人が出てきたようです。
僕が一昨年出した本「へんてこ動物ぬいぐるみ」の最初の打ち合わせが2022年の夏でしたが、編集者が「そろそろ大人のぬいぐるみのブームがやってくる」と言っていたのを思い出しますが、それを聞いたときは、半信半疑だったのを覚えています。
周囲を見渡し、流れが変わったかな、と思ったのが2023年あたりで、ぬいぐるみ作家の作品がガチャガチャになったり、「縫い活」コーナーが手芸店に出来たりしました。
出版社の編集者はさすがに目利きだな、と思ったことを覚えています。
今年に入って世界文化社から「nui nui nui! 大人だってぬいぐるみが好き!」が出版され、手紙社主催の「ぬいぐるみ博」が町田で開催されるなど、コロナ騒動前とは明らかに違う様相になってきました。
ただし、1990年代後半のテディベアブームとは異なり、5ジョイントのテディベアスタイルよりは、むしろキャラクター寄りの、作家の個性あふれる小さめのジョイントなしのぬいぐるみがメインのようです。動物に限らず、ありとあらゆるものがぬいぐるみの対象になっています。
個人的には、今ぐらいの状態がブームのピークであってほしいな、と思っています。
これが大ブームになると、ブームになった後に(一瞬でしょうが)ぬいぐるみ界隈の状況が閑散となるだろう、と思うと、少し恐ろしいです。
過去のテディベアブームの時、作家や教室、ワークショップがいっきに増え、ブームが去った後、潮が引くように、多くは消えていったという話を聞いたことがあります。
ただし、テディベアがそうであったように、大人のぬいぐるみ好きはいつの時代にも一定数いるので、最終的にはコロナ騒動前の状態に戻るだけだと確信していますが。
今月の始め12月1日、浜松町で開催された「ドールアニマルウィンターフェスティバル」に出展しましたので、少し遅くなりましたが、レポートさせて頂きます。
今回特筆すべきことは、ビックサイトで開催されたアイドール東京と開催日が重なったことです。
当初の予想としては大して影響ない、と踏んでいたのですが、ドールFANがごっそりアイドールに流れ、先行入場が減少しました。
向こうはドールの一大イベントで、出展者数も、ドールアニマルの4~5倍います。
ただし、通常の入場者はさほど減らなかったと思います。
何故大して影響ないと考えたかというと、ドールアニマルでは、ここ数年でぬいぐるみや羊毛フェルトのアニマル系の割合が増えたので、お客がさほど被らないと推測したのです。
最近は、ドールアニマルといより、アニマルドールと名称を変えた方がいいくらい、出展者の勢力図が変わってきていたのですが、実態はドールFANもけっこうアニマル系を購入していた、ということがわかりました。
出展者でどちらに出展しようか迷った方は少数派と思うのですが、とはいえ、主催者に確認したところ、出展者の競争率も6月より低かったようです。
午後4時ごろ、会場内を巡回しましたが、いつもなら完売か完売に近いような作家さんのブースにも、作品がけっこう残っているようでした。
やはり、買う気満々で来るお客さんは、先行入場者に多いようです。
個人的には、いつもとは違って、沢山の方に観て頂き、色々なお客さんとゆっくり会話ができたというメリットもありました。
ハンドメイド作家なら誰しも一度はぶち当たるのが「自分には才能やセンスがないのでは」という悩み(恐れ?)で、当然次に思うのが才能やセンスは伸ばせるのか、という疑問です。今回は、このやっかいな悩みと疑問について思うことを書いてみたいと思います。
ネットで調べると、色々な人がいろんな意見を書いていて、才能もセンスも生まれつき、という見解もあれば、才能は生まれつきだが、センスは磨ける、また少数ですが才能は伸ばせるが、センスは生まれつきというサイトもありました。
Cat-GPTに尋ねたところ、なんと才能もセンスも努力や経験で伸ばすことができる、となっています。
そもそも才能は生まれ持った能力という意味ですから、これはおかしい、と直感的に思うのですが、才能という言葉をどう定義するかにもよると思います。
自分のことは棚に上げますが、教室に訪れる方々を見ていると、才能やセンスの違いは確実にあります。
個人的には才能やセンスにも当然レベルがあると思うのですが、極めて優れた類まれな上位数%のレベルを才能やセンスがある、ととらえると、いかに努力や経験を重ねても、到達できない人が大半になるので、才能もセンスも生まれつきという結論になります。
しかし、努力や経験で確実に能力や感覚は磨かれていきますので、才能やセンスにも様々なレベル、段階があると考えれば、その能力や感覚が、第三者から見て生まれつきのものか、努力や経験で獲得したものかは見分けがつかないので、周囲の評価としては、この人にはある程度の才能やセンスはある、と考えるのではないでしょうか。
結局天才には叶わないけれども、努力や経験で5年前、10年前の自分よりは、(見かけ上ですが)確実に才能やセンスのある人になれる、というのが結論です。