22日のアイドールは無事終了しました。
まさに、9カ月ぶりのイベントでした(アイドールは昨年の夏から、1年ぶり)。
その間に、3回の出展予定イベントが中止になっています。
予想では、お客さんが7~8割位(頭の片隅には、久々のイベントなので、待ちわびた人も多いだろうから、ひょっとして、昨年並みかもしれないという考えもありました。)で、売り上げは、7割減、最悪、昨年比お客さんが半分で、売り上げも半分、と覚悟していました。
蓋をあければ、お客さんは、凄くすくなくて、恐らく、感覚的には昨年の4分の1でした。あるいは、もっと少なかったかも。
写真は、先行入場が始まって、30分経過した頃です。
また、出展者も予想を遥かに超えて少なく、出展者同士の情報交換も、殆ど出来ませんでした。こちらも、前年の4分の1~3分の1でしょうか(僕の知り合いの常連さんが5人ほどいるのですが、一人も参加していませんでした。)。
(競争相手がいないせいもあり)お陰様で、お客さんが少ないわりには売れたのですが、それでもここ3年で、最低の売上になりました。
お祭り感はまるでなく、どことなく淋しい感じがしました。
正直、昨年夏のアイドールの印象があったので、クラスターが発生しそうな3密状態になったら怖いな、と思っていたのですが、もはや、スーパーの買い物の方がよほど危険と言えるくらい、最も混雑する12時頃でもガラガラで、密と言うには、ほど遠い状況でした。喜んで良いのか、悲しんで良いのか。
10月に、浜松町で開催予定のテディベアコンベンションにも出展を予定していますが、果たしてどうなることやら・・・(すでに来年3月のテディベアフェスティバルは中止になっています。)。
来週の8月22日(土)本当に久しぶりに、自分のブースで出展します。
アイドールfestival2020(8月22~23日)のうち、初日1日だけの参加になります。
最後の出展が、昨年12月初めのネイチャーアニマルワンダーランドですから、実に8~9ヶ月ぶりの出展になります。
3月には、別のイベントで、開催2週間前に突然中止になった例もありますが、さすがに1週間前の中止はないと思われます。
今年は、3月、5月、6月と立て続けに予定していたイベントが、新型コロナの関係で中止となり、9月のイベントも中止の連絡が来ていたので、年内は無理かもと思っていましたが、ついに参加できる日が来ました。
新型コロナの実行再生産数(一人の人間が、何人に感染させるかという、予想係数)が、8月11日に、1を割り込み、0.95になりましたので、しばらくは重傷者・死者の爆発的増加はないものと思われます(マスコミは、こんな重要なことに限って報道しないので、TVのニュースは、全く信用していません。)
しかし、この波がいったん落ち着いても、次の波が来ないとも限らないので、年内は、これ1回だけの可能性もゼロではないので、思い切って参加してよかったと思っています。
当日の、来客者は、自主的判断で来られるのでしょうが、いつもよりは確実に来場者は少なくなるだろう、と覚悟しています。
入場制限も行われますし、主催者も、相当神経質に対応するようなので、果たしてどんなイベントになるでしょうか。
配置図を見ますと、ところどころ歯抜けになっていて、僕のブースの両隣は空席になっています。
通路もいつもより広く取っているようで、こんな状態で、主催者は元が取れるのだろうか、と思っていたら、入場料も、いつもより高めの1,800円になっており、ここで調整しているようです。
来場を予定している方は、高いと思わず、主催者(もちろん参加者も)を応援する気持ちで来てくださいね。
何か新しいハンドメイド系の趣味を始める場合、教室に通うより、市販の教則本を買った方がお手軽でしょう。
自分も、過去に手がけた様々なハンドメイドは、すべて教則本から入って、その後教室に通いました。
テディベア/ぬいぐるみ作家の中には、教則本だけで作り方をマスターした人もいますが、教則本のメリットデメリットについて考えてみました。
僕の個人的な見解は、人に実地で教わる際の、補足的な資料として、教則本はとても役に立つけれども、教則本だけだと、回り道が多い、ということです。
これは数多くのハンドメイドに手を染め、多くの教則本を読んだ結果、思い至った結論です。
教則本ですべて間に合うなら、習い事の教室など必要なくなります。
特に、複雑な手順、微妙な手さばきは、本では解説しきれないので、実地で教わる方が圧倒的に理解しやすいです。
最近は、YouTubeで手順が解説されているものもありますが、これも実地で教わることと比べれば、かなり、理解に苦しむ箇所も多いと思います。最近増え始めた、リモートでのレッスンは、その都度質問できるので、YouTube動画より良いと思いますが、色々な角度から検証できる実地のレッスンには到底かなわないと思います。
これからハンドメイド系の趣味を始める人へのアドバイスとしては、まず教室に通うこと。そして、教則本は1冊でなく、複数本用意すること。
人によって、教え方が違うので、1冊メインの本を決めたら、複数の本を読み比べると良いと思います(ちなみに、僕の教室では30冊ほどの教則本があり、メンバーに貸し出ししています。)。
僕がテディベア/ぬいぐるみを教える場合は、自分が習った手法をメインに、自分が開発した手法、本で読んだ手法も紹介し、その方に一番合った方法を身につけてもらおうと心がけています。
近くに教室がない場合は、複数の教則本と、YouTubeの動画(あるいはリモートレッスン)で、自分でやっていくしかありませんが。
以前、モヘア等の染色について、ブログに書いたことがありますが、自身の染色方法も進化したので、このあたりで、現時点の染色法についてまとめてみます。
作品の殆どは、自分で染色しています。
染める前の色は、無色か、グレーやベージュなどの淡い色で、濃い色は、殆ど染色しません。
染色剤は、当初色々試しましたが、桂屋の「みやこ染め」1本です。
最初、よく染まるように、モヘア等を水通しします。
事前に、その日染める色を決めておいて、染料に無駄が生じないよう、段階的に混色していきます。(大体1回の染色で、半日くらいかけて、10~20枚くらい染めます。)
染料は、小さな容器に熱いお湯で溶かします(ここでよく溶かしておかないと、色が塊になって、美しく染まりません。)。
大きな容器に移して、人肌くらいの温度になるように、ぬるいお湯に溶かしていきます。
お湯の中で、よく染まるように、しっかりと手で揉みます。
大体30秒くらいで、一度あげて、絞ります。
色が薄ければ、さらに時間をかけて揉んでいきます。
なお、自分の場合、単色で染めることは、殆どありません。
2~4色くらいを、思い通りの色になるまで、徐々に混合していきます。
この作業は、毎回ワクワクして、飽きることがありません。
コツとして、グレーを少し、混ぜると色が落ち着くので、グレーを混色します。
原色やパステルカラーは、あまり好みではなく、大体くすんだ、あるいは、よどんだような色が好きなのですが、似たような色ばかりにならないよう、気をつけています。
当初は、水彩画を長くやっていたからか、黒を避ける傾向にあり、黒を使っていなかったのですが、今は濃いめの色を作るときには、黒も使います。
教室に通う方々のために、染色のレッスンもしているからか、当教室のメンバーは、かなりの割合で、自分で染める方が多いようです。
今回は、僕がレザークラフトをやっていた頃に使っていた便利アイテムが、ぬいぐるみ用の服にも大活躍することがわかったので、ご紹介します。
それは何かというと、5mm以下の、極細の両面テープです。
レサークラフトで2枚の革を縫い合わせるとき、事前に細い両面テープを貼っておくと、ずれないで、縫えるのです。
実は、ぬいぐるみ用の服の制作にも使えると気づいたのは、つい最近で、ギャザーの入ったスカートを制作するときに、どうやってギャザーを入れようかと思案していたところ、ふと10年近く前にレザークラフトで使っていた極細の両面テープを思い出し、試しに使ってみたところ、これが予想以上の活躍をしました。
厚みも、極細(おそらく0.1mm位)、透明で、強力な粘着力のため、縫う箇所に先に張っておくと殆どずれません。また、レースを折りたたんで貼っていくと、均等にギャザーを入れることが出来ます!
僕がメインに使っているのは、3mm幅で、2mmも持っていますが、ちょっと細いかな、と思います。
色々なメーカーで出ていますが、僕は、レザークラフト教室で勧められた、ドラパス社のクラフト模型用を使っています。
欠点としては、これを貼った箇所を縫っていくと、接着剤が針につき、すぐにベタベタしてくることでしょうか。
なので、これを使用する場合、アルコールペーパーで吹きながら縫う必要がありますが、慣れれば気にならなくなりますよ。
とくかく、服を作る人は、一度使ってみることをお勧めします。
ネットで両面テープについて調べていたら、しつけ用の両面テープ(粘着力が若干弱い?)も売られており、これも近日中に使ってみようかな、と思います。