ぬいぐるみやテディベアの類いは、勿論好きで作っているので、鑑賞するのも好きですが中には、あまり見たくない(というか興味がない)ジャンルもあります。
これは極めて個人的な意見なので、特定のジャンルを否定する訳ではないことを、先に断っておきます。
①いわゆるシュタイフ的なテディベア、ぬいぐるみ。
デパートで、クリスマスシーズンに展示されるような作品、欧米の映画やドラマの子供部屋においてあるようなテディベアやクマのぬいぐるみは、まるで魅力を感じません。
テディベア教室に行くと、最初に作るようなベアです。子供の頃から、色々なところで、何度も見せられているので、頭の中で、殆どパターン化しているからかもしれません。
②hippiecoco(ヒッピーココ)さん風なテディベア、ぬいぐるみ。
ヒッピーココさんご自身は、あの作風を作り上げたパイオニアですし、常に飽きさせない創意工夫もされていて、(数少ない)尊敬する作家の一人ですが、ヒッピーココさん風なテディベアがあまりに多く、SNSでも日々増殖していますので、うんざりします。
少し影響を受けている人も入れれば、今活躍している作家でも結構な割合でいると思いますが、とても魅力的な作風なので、知らず知らずのうちに似てくるのでしょう。
中には悪意が感じられるほど似ている人もいて、これには悲しくなります。
③ただただかわいい作品。
これが一番問題発言だと思いますが、可愛いだけの作品にも魅力を感じません。
僕から見ると、人気作家の5~6割がここに入ります(あー、書いてしまった。)。
可愛くみせるためのオリジナリティというものあると思いますが、深みを感じません。
そういうお前の作品はどうなのだ、と言われそうですが、ひとまず自分のことは置いておいて、際立った独創性、または、何らかのマイナス要素「暗さ、頼りなさ、奇妙さ、不気味さ、不安定さ、悲しさ等」が全く感じられない作品にはあまり魅力を感じることはありません。
書きたい放題に書きましたが、どうか、こんな風に考えている人もいる、というくらいに軽く受け取っておいてくださいね。
11月28日、ネイチャーアニマルワンダーランド(以下ネイアニ)に出展しました。
大変盛況で、出展者は145名、お客様の入りはコロナ前の8割程度回復したように思いました。
今回は、僕のブースの左右に、教室のメンバー6名(内2名が半ブース、4名が半ブースを半分ずつ共有しました)が並んで出展しましたので、自分のブースの売れ行きより、メンバーのことが気がかりでしたが、すべての人が2点以上売れて、ホッとしました(中には半分以上売れた方もいました!)
これ以外にも、かつて教室に在籍していた人を加えれば、全部で11名の方が出展していました(我ながら驚きです。)。
今回は奇しくも、テディベアコンベンション(以下コンベンション)と会場の建物が重なり、コンベンションは27日と28日の両日、ネイアニの会場の1階下で開催されました。
コンベンションは、当初10月に国際フォーラムで開催される予定でしたが、様々な理由から日程と会場が変更となり、偶然にも会場が重なったのですが、おそらくこのようなことは最初で最後と思われます。
僕は、当初例年通り両方のイベントに出展予定でしたが、アイドールが11月に繰り上がったため、早々にコンベンションへの出展を断念しましたが、例年両方のイベントに出ていた方はどちらに出展するか、かなり悩まれたと思います。
僕の僕の友人、知人の多くは、今回はネイアニへの出展を選択しました。
27日にコンベンションの会場を覗きに行きましたが、出展者が少なく、これがあの伝統あるイベントの会場かと思うほどに、淋しい状況でした。
国際フォーラムで開催された時代を知っている人なら、信じられない程、閑散とした状況ではなかったか、と思います。
来年は、テディベア業界全体のことを考えると、是非とも復活して欲しいと思いますが、色々とイベントの内容自体を改革していかないと、以前の盛況を取り戻すことは難しいかも、と思います。
これは、極めて個人的な、出展者目線のわがままな意見ですが、主催者の協会には、①出展料、および年会費の値下げ、②2日開催を1日に変更、を望みたいところです。(特に会報がなくなったのに、年会費据え置きは解せないなぁ。)
他にも書きたいことはありますが、あまり書くと炎上しそうなので、止めときます。ご意見のある方はコメント欄にどうぞ。
11月23日(土)、アイドールvol63に小さい子メインで出展しました。
今回は、出展ブースが、330にもなり、かつ、コロナ感染者も底を打ち始めていたので、久々にコロナ禍前の活況を取り戻すのでは、と期待しました。
設営準備のために会場に入る際、既に入場者の長蛇の列が出来ていて、やはり、期待通りになるかな、と思いました。
7月(連日東京のコロナ感染者が1000人超えでした。)の時も、ソコソコの来場者があったので、ドールファンは、ぬいぐるみファンより熱い人が多いのは間違いありません。
また、コロナ禍前だと2ヶ月に1回以上3月は、なんらかのイベントに出展していた(2018年と2019年はベアフェス、コンベンション、ドールワールド、ネイアニ、アイドール2回、U15ABCの計7回!)で、イベント出展が日常化していたのですが、4ヶ月振りとなると多少の緊張感もあり、会場5分前はドキドキでした。
先行入場は、もうコロナ前と変わらず、大変な賑わいでしたが、1時頃からお客さんが減り始め、まだ、完全にはコロナ前には戻っていないかな、と思った次第です。
来週は、ネイチャーアニマルワンダーランドに出展を予定していますので、息つく暇もない、という感じです。
しかしながら、今年のイベント出展は、全部で計3回であり、コロナ前の半分以下です。
前は1年中忙しくていたのですが、世の中が以前の状態に戻っても、もうあんなに頑張れないかもしれないな、よくあんなにイベントに出ていたな、我ながら凄かったな、とも思います。
ぬいぐるみ(テディベア)の制作には、どの生地を選択するか、という楽しみがあります。
テディベア教室に通っていた頃は、基本モヘア(アンゴラ山羊の毛)の中から、毛の質(長毛短毛巻き毛等々)と、色から選んでいたのですが、この段階でも選ぶ楽しみは結構ありま した。
自作するようになってからは、起毛しているかいないかに関わらず、あらゆる生地から選択するようになり、しかも生地を購入してから、自分で染めていますので、選択肢は無限大といっても良く、常に新しい発見があります。羊毛フェルト制作にはこの楽しみがないのでは、と思います。
今は、教室のメンバーの方々からの様々な情報もあり、生地の知識は日々更新されています。
入手先は、7割が日暮里の繊維問屋街、残り3割がネットかオカダヤです(残念ながら、ユザワヤには使える生地が少ないように思います。)。
自作するようになった当初は、結構ネットで買っていたのですが、実物を見ていないため、失敗が多く、最近は、ネットでは、生地の性質等がわかっている物しか買いません。
生地が伸びるか、ほつれやすくないか、毛の触感などは、手で触れてみないとわからないので。
日暮里では、トマトとナガトで買うことが多いでしょうか。
大体3ヶ月に1回くらいは行きます。オカダヤには新宿に映画を観に行ったついでに寄ります。
日暮里で珍しい生地があると、オカダヤのように10cm単位では変えないので、お試しができないため、店先で大いに悩みます。
使えるか使えないかは、経験により勘が働くようにはなったのですが、それでもじっくり考えて購入しても、未だに失敗して殆ど使わない生地もあります。
でも、悩んで失敗するのも大いなる楽しみのひとつなので、あまり悔いはありません(ネットで買って、創造していたのと違うと悔しさしか残りませんが。)。
イベント会場では、気分が高揚しているので、余計なものを買ってしまうので、できる限り買わないようにしています。